松岡広樹はなぜ小出裕章さんを信頼するのか

東日本大震災、津波、原子力発電所事故に対する写真家松岡広樹の意見

「すいません、知りません」「わからないんです」「私にはわかりません」

京都大学原子炉実験所助教の小出裕章さんは、質問に対して時折このように答えます。聞き方によっては、突き放されたような気持ちにもなります。しかし私、松岡広樹はこの言葉で信頼できる人だと感じました。

2、3年前、あるテレビ放送で宇宙を研究している学者がインタビューに答えていました。その学者が「宇宙に果てはあります」と言いました。インタビュアーは驚いた顔で、どこが宇宙の果てなのかを聞きました。学者は「世界中の学者が宇宙の果てを見たいと必死になって観測しています。そして、どれだけ観測してもある一定の距離より遠くは見えないことがわかってきた。そこが宇宙の果てです」と言ったのです。インタビュアーは食い下がりましたが、学者は「観測できない所で何があっても私たちにはそれが理解できません。見えないのだから。理解できない見えないということは、私たちにとって無いも同然です。無いのだからそこが宇宙の果てです」だそうです。

この考え方は、原子力を推進する学者の考え方と共通すると思います。
「過去の地震の規模から、これから起こるであろう規模を想定する」
「想定したらそれ以上は無いだろう」
「いや無い」
そして、私たちが知らない所でコストがかかるからと想定を下げ、原子力は安いと言って次々と作ってきました。東日本大震災は2011年3月11日に起きました。福島第一原子力発電所はボロボロになり、放射性物質を日本中、世界中にまき散らしたのです。

小出裕章さんはわからないことは「わからない」と言います。松岡広樹が小出裕章さんを信頼する理由です。


もどる


松岡広樹の決意 被災地の情報 原子力をやめるためのリンク集

小出裕章さんの写真 表現者のみなさんへ  トップページ


2011.6.1.更新
このウェブサイトの背景が白い部分は、東日本大震災、津波、原子力発電所事故に対する松岡広樹の意見です。

Copyright (C) 2005 MATSUOKA Hiroki. All rights reserved.