08-05 一眼レフカメラのレンズの選び方

写真家 松岡広樹の ハワイ、写真、作品、カメラについて思うこと

最初のレンズ

コンパクトカメラにはレンズがついています。コンパクトカメラはレンズについてあまり意識することなく撮影できます。初めて一眼レフカメラを買う時、突然、どのレンズを買うべきかという問題を突き付けられます。かといって始めから何本ものレンズを買うと高額になるのでなかなか買いそろえることはできないものです。写真をよく知っているひとに相談すると、最初のレンズは「標準レンズ」と答えるでしょう。僕もそう答えます。標準レンズは写真がうまくなるためには最も適しているレンズといえます。

正直いって標準レンズは使いにくいレンズです。遠くの被写体を大きく撮ることができませんし、狭い場所で広い範囲を撮ることもできません。標準レンズは望遠レンズや広角レンズの短所を合わせ持っています。しかし、それぞれの長所も合わせ持っています。望遠レンズのように背景をぼかして被写体を浮き上がらせたような撮り方もできますし、広角レンズで撮ったような迫力のある効果も出せます。この標準レンズで撮り方をおぼえて後々広角レンズや望遠レンズを買った時、それぞれの特徴をいかした写真を撮ることはそう難しくないです。そういった練習の意味を込めて最初のレンズは標準レンズといわれています。

ズームレンズ

とはいうものの、始めから難しいレンズを買うと写真を撮ることがおっくうになり、興味がもてなくなるかもしれません。現実的には標準から広角のズームレンズがおすすめです。余裕があればできるだけいいレンズを使ったものを買ってください。写真がうまくなればこのレンズを使う頻度がいちばん多くなり、いいレンズが欲しくなります。そして、始めからいいレンズを使えばうまく撮れない理由をレンズのせいにすることもできません。

いいレンズとは何でしょうか。一般的にいいレンズは最新の技術を使っているので高価になります。高いからいいレンズとは限らないとよくいわれますが、まあおおむね高いレンズはいいレンズです。そして、明るいレンズはいいレンズといえます。明るいレンズとはカタログに載っているF値が小さい数字になっているもののことです。標準から広角のズームレンズではF2.8は明るいレンズということになります。ただし、F2.8となればとたんに高価になります。悩ましいところですが、写真にお金がかかることは確かです。

何を標準や広角というのでしょうか。これはレンズの焦点距離をグループ分けしたものです。
35mmフイルム一眼レフカメラ 標準 50mm 広角 35mm 28mm
フルサイズ デジタル一眼レフカメラ 標準 50mm 広角 35mm 28mm
APSサイズ デジタル一眼レフカメラ 標準 35mm 広角 24mm 18mm
CCD(受光部)の大きさによって標準レンズの焦点距離か違います。デジタルカメラは換算するのがやっかいだと思われがちですが、受光部の大きさによって標準レンズの焦点距離が違うことは今に始まったことではありません。中判カメラや大型カメラはそれぞれ標準レンズの焦点距離が違います。

1本目のおすすめレンズは標準から広角のズームということですから、APSサイズデジタル一眼レフカメラの場合、35mmから18mmをカバーしていればOKということです。

次回は絞りとシャッタースピードの関係についてです。

2010.11.10. 松岡広樹


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