海癒 502号室

松岡美恵子の目で見たハワイそして作品など

海癒502号室の夜雨上がりのヒノキや杉の匂い。寄せては返す、そしてそれが永遠に続く波の音、太陽の光、月の明かり。
そういった自然のものに囲まれていると、私も自然の一部なのだということを思い出せます。

私は子どもの頃、そうしたものに囲まれ、そうした存在に遊んでもらっていました。
田んぼの側に座り込み、飽きる事なくオタマジャクシを見ていたり、風も加わり、降り注ぐ太陽の光で、キラキラと輝く田んぼの水面の移り変わりを見ていたりしていました。
時には空を引き裂くような雷と突然の雨。それから、雨が作る匂い。
雨も大好きでした。雨が降ると、
「今は何もしなくていいよ」と、言われているような気がしていました。
(大阪の雨には、昔の匂いは全くありません)

海癒502号室の全景足摺岬手前の大岐の浜、海癒に滞在してきました。海癒には、温泉施設もあります。
今回は初めて、502号室に泊まりました。

海癒の部屋は、一部屋ごとに全く違い、502号室はヒノキで出来た部屋です。
502号室には、私が子どもの頃から好きなものが、沢山あります。

寝ていても絶えず聞こえる波の音。
海癒302号室から見える大岐の浜砂浜に近づくにつれて、三角の波が立ち、やがて砕けて行く海の景色。
雨が降っても太陽の光が降り注いでも、一瞬一瞬で、驚くような圧倒的な景色が広がるのです。
ヒノキの部屋なので、絶えずヒノキの香りに囲まれています。

これだけ好きなものが揃ったら、ほとんど部屋からは、出ません。
ずっと寝ていても平気だし、本を読んでいても平気です。
景色とは、目で見るだけでなく、五感で感じるもの。
だから、目を閉じれば、もっと自然を感じられるのが502号室なのです。

2013.11.10. 松岡美恵子


このページにメールでコメントをお願いします。

ハワイの写真作品yobehirロゴ

Copyright (C) 2005 yobehir,MATSUOKA Hiroki. All rights reserved.